鉄道博物館レポートシリーズの途中ですが。。。
TOMIXのポイントのメンテナンスのレポートを割り込みます(^O^)/
Nゲージレイアウトで、遊んでいると、調子の悪い奴らが現れました。
そいつらの名は、
TOMIX 1246 電動ダブルスリップポイントN-PXL140-15(F)
TOMIX 1261 電動3方ポイントN-PRL541/280-15(F)
購入してから半年程で、ダブルスリップと3方分岐の調子が悪くなりました。
症状は、ダブルスリップは、トングレールにあたる、ハの字の1本の切替が悪くなり、
特定方向への電気の通り(通電)が、したりしなかったり。
3方向ポイントは、切替は問題ないも、通電が不調な状態。
切替スイッチを数回、操作すると、正常になる時もあるけど・・・
うっとうしいです!(怒)www
当初は、製品寿命かと思い、両方とも買い替え、交換しました。
が、3カ月程で、交換したポイントがそれぞれ不調に・・・(+o+)トホホ
TOMIXへ修理も考えましたが、送料+修理代を想像すると、新規に購入しても
あまり出費は変わらないのではと。
しかし、普通のポイント(2方分岐)では、全く不具合が発生しないのに。
調子の悪いポイントは次のとおり
ダブルスリップ 3個
3方分岐 2個
写真に写っていない場所に、ダブルスリップが1個、三方分岐が1個あります。
まあ、購入したダブルスリップ、3方は全て、2カ月〜半年で症状が発生し全滅
(ちなみに購入したお店は3店舗とバラバラ)
自分でメンテナンスが出来れば、今後も修理ができると考えて、
思い切りました(笑)
使命<原因を特定せよ!>
ダブルスリップも3方も、原因は以下の通りです。
◆通電が不調で、電気が通らない原因
1.接点が汚れていて、不通もしくは抵抗値が非常に大きくなっている。
(スパークなどが付着?)(接点はポイントを分解すると、確認できます)
2.可動接点が基盤のパターンから浮いていて、物理的に接触していない。
(使用していて、接点の金板が緩む(曲る)?)
3.切替が不十分で、可動接点が基盤へ接触できていない。
(切替機構(コイルに挟まれた磁石のある可動部)の不調は、次の章へ)
◆切替が不調(ポイントのトングレールなどがパチンパチンと切り替わらない)原因
1.基盤とポイント本体を締めているネジがキツク、可動部がスムーズ動く隙間が無い。
2.可動部の隙間が樹脂のバリなどで、引っ掛かっている。
3.コイルor磁石の故障
4.切替スイッチから、切替信号の電気が不通
(↑ポイントコントローラーのこと)
5.ポイントが平な面に設置していない
(ポイントの下に線を這わせているとか、段差があるところにポイントを設置している)
では、メンテナンスレシピ!
トミックスのポイントを美味しくします(笑)
1.ポイントを裏返して、ビスを緩めて外します。
※ネジ山を潰さないドライバーで。
※外したネジは無くさないように
2.基盤を外します。
※ポイント本体側に、スプリングなどの小さな部品があるので、無くさないように
▼電気的な不調の回復▼
3.基盤の回路パターンを掃除
※私は無水エタノールを綿棒につけて、拭きました。少し汚れていました。
4.接点(稼働する金板)を掃除
※3と同様に(やはりよごれています)
5.接点(板ばね)を掃除
※同上
6.元に戻します。1のネジは3本ほど軽く締めて仮組
7.切替スイッチを接続して、切替できるか試験
正常にパチンパチンと切替出来る場合は、テスターで導通を測ります。
8.テスターの通電/抵抗値 計測モードにして、線路を一本づつテストします。
−1.電気が流れるか?
−2.抵抗値が何Ωあるか?
私のテスターは超安物ですが、電気が流れると、ピー音が鳴ります。
正常な時はピーーーーーーーが連続します。
電気が流れたり流れなかったりすると、ピー・ピーーーー ピーと断続
流れていない時は 無音 です。
流れている時は、液晶に抵抗値が表示されます。
正常時: 0.01Ω〜0.02Ω(電圧降下がおきません)
異常時: 1Ω以上になります
(そのΩ数分の電圧降下がおきます。電気の流れが悪く、そのポイントをNゲージが通過すると、速度が遅くな
ります)
電気が流れていない。もしくは抵抗値が大きい場合は、4,5の接点の接触が悪いと思われます。
9.基盤の裏の仮止めしたネジをもう少し締めます。
→8を繰り返す
それでも駄目な場合
10.接点のあたりを調整します。4,5の接点金板、板ばねの曲がり具合を修正します。
4の金板はちょぴっと、平らにして、接点が基盤にあたるように
5の板ばねは、少し立ててから、マイナスドライバーで、板ばねの先端を押えると、ちょうど良い!?
※ここで修正する接点は、8のテストでテスターの計測の異常がある接点だけを修正します。基盤パターン
を目で追うと、どの線路の接触不良がどの接点かを特定できます。(頑張れ〜〜(^.^)/)
11.パチンパチンとトングレールが切り替わり、電気の流れも正常になれば、メンテナンスが完了です。
原因を探り、解決するのに、半年以上の時間が費やしました。。。
何度、メーカーであるTOMIXへ修理に出そうかと考えたことか(+o+)
ポイントの修理が、自分で出来るようになると、気持がすっきりとしました。
電圧降下も恐くない! メンテをすると、電圧降下がほぼ無くなります!!!
ちなみに線路の電圧降下の大きな原因は、接続部のジョイナーが緩んでいることが多いと思います。
ジョイナーをペンチなどで、少し締めつけると、解決します。
(この場合もテスターで、抵抗値を計測すると判り易いですね)
写真は追って、追加します。
◆(3枚、追加しました。わかり難いかな^_^;)
◆追記 2012年1月7日
3方向ポイントの金板の取付場所(赤色の四角部へ入れるように取付けます)
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