2012年09月18日

実物オリエントエクスプレス'88 のプルマンカー NO.4158DE in 箱根ラリック美術館

やっと念願かなって、やって参りました!

箱根やって来た目的は、(^_☆)キラーン そうです。
生のワゴンリに会いに来たのです!
残念ながら、青きプリマドンナではないのですがwww

目的地は『箱根ラリック美術館』です。
ラリック美術館には、1988年に来日したプルマンカーが、保存展示されています。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
1988年ノスタルジー・イスタンブール・オリエント・エクスプレス(N.I.O.E)が、
バブル全盛に日本国内のJRの線路を北海道〜九州まで約2か月も走りまわっていました。

そのオリエント急行の編成に組み込まれていたコートダジュール型プルマンカーが、ココにあるのです。
ワゴンリ、オリエント急行、NIOEファンには、ある意味、日本国内においては、聖地と言えるでしょう!
(って言い過ぎかもしれませんがwww)

本当は、ヨーロッパへ出かけて、走行しているVSOEやクルージングトレインのPOEやNIOEに
乗ってみたいものですが。。。ね、旅費がね。(^_^;)

それでは、レポート開始♪

ラリック美術館のメインエントランスをくぐると、直ぐ左側に受付があります。
ここで、希望の時間枠を指定して、オリエント急行プルマンカーの乗車体験を申し込みます。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
この乗車体験を LE TRAIN(ル・トラン)というサービス名です。
LE TRAIN(ル・トラン)は、ラリック美術館の入場料とは別料金が必要です。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
ちなみに、ブルートレイン=フランス語:トランブルー
ル・トラン=列車?という意味でしょうかね。

さあ、いよいよです。初ワゴンリ!
しかもN.I.O.Eで、日本を走った車両です♪
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PULLMAN 1ERE CLASSE
NO.4158
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申し込み時に、ドリンクをメニューから選択します。

1.ホットコーヒー グアテマラ産の有機栽培コーヒー
2.ホットティー ダージリンとアッサムのブレンド
3.ハーブティー ハイビスカス・ローズヒップオレンジピールのブレンド
4.アイスコーヒー 南アルプスの伏流水を使用
5.アイスアールグレイティー 

別料金:スパークリングワイン シャルドネ種100%

代金を支払うと、次の乗車券を頂けます。
デザインも青白ツートンのワゴンリを模したカラーリングとデザインですwww

ティーセットに出てくる、スイーツメニューは受付左側のテーブルに見本があります。
そして、更に左側へ進むと、待望のプルマンが鎮座しています。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
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SPECIAL EXHIBITION LE TRAIN
特別展示 ル・トラン
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ワクワク、ドキドキものです(^^)/

まるで、めっちゃ片思いの子と、初めて話す時のような、初デートのような
そんな心理状態です(笑)
(ここまで来ると、私も鉄マニアの仲間入りかwww)

集合時間の5分前になったので、受付左側の場所へ参りました。
そして、時間になると、プルマンカーの鎮座するフロアへの仕切りベルトが外され、入場可能となります。

入場すると、まずプルマンカーの左側に設けられた、ベンチへ案内されます。
そこで、10分程度、この車両の購入、設置に至る過程をVTRで説明してくれます。

終わると、名簿を手にしたスタッフが、順番に名前を呼びます。
呼ばれた順に列をなして、車両の反対側の貫通路から、乗車となります。
(ステップ付のドアからでないのであるwww)
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
簡単に説明をしながら、スタッフは社内の各自の席まで誘導してくれました。
席に着くと、注意事項の説明のあと、お茶の用意となります。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
出された、デザートは、オレンジのタルト
3種類のトッピング付
ドリンクは、アイスコーヒー
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館

プルマンカーの車内は、天井がオフホワイトカラーです。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
チェアはかなり幅広く、がたいのいい、わたしでも横幅はかなりあまる
腰から首までしっかりとホールドするややハードな感覚
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
クッション機能も植物を乾燥させたものが詰めてあるそうです。
(感覚は、無印のビーズクッションを非常に固くした感じで、スプリング式よりも、体を優しく包み込む気持ち良さ)

20年前の来日時のNIOEの写真と比較すると、イスのモケット生地は、
デザインが変わっていることから貼り直されています。

テーブル上のランプもランプシェードも変わっていました。

そして、残念ながら、金色に見えるガラス製ベンチレーターは無く、日本からスイスへ帰国後に改装された模様。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
しかし、これが20年前に来日したのはちょっと感激でもあります。

車内といえども調度品あつかいで、触れることはだめです。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
写真は自由♪(フラッシュ禁止)

ここぞとばかりに、お茶もソコソコにして、撮影しまくり、見まくりました(笑)
いつか、こんな車両を国内でも楽しめる日がくればいいなと。
(JR九州が一番、理想に近いのかもしれませんが)
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
ルネ・ラリックのガラス彫刻のデザインは、全て同じかと思いきや、違いました(汗

ラリックの作品は1928年の製作だそうで、
ガラスの彫刻は男性2種類、女性5種類あります。

真ん中が男性で、両脇が女性と。
3人の妻がいたことと関係があるのかな?(笑)

ガラスの彫刻が何を表しているかを分かる方は美術センスがありますよ!(きっとwww)

正解は、バッカスの女神の周囲を葡萄で飾っています。

個室の1室は、ラリックのガラス彫刻ではなく、娘の作品とのこと。

娘の名は、ルネ・ブラウ、このプルマン車は、分業での室内装飾ですが、
車番NO.4131〜4140 WPCプルマン車 10両は、ブラウが手掛けました。

ラリックは、NO.4141〜4147とNO.4158〜4164までを担当。

残り、10分前にスタッフが車両とラリックについて、色々と説明をして下さいました。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
イスの幅は、ドアよりも広く、大きいため、搬入したわけではなく、
車両の中で、職人さんが、組み立てたそうですよ。

ちなみに車両は、1929年製
フランス E.I.C社で製造されたWSP型プルマンカーです。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
窓ガラスは2重になっていて、手前は、固定式、奥(外側)が開閉可能です。
酔っぱらった乗客が転落するのを防止する為に、全開にはならなかった模様。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
照明カバーと、壁の人型がラリックの作品です。
床の通路部分は絨毯が敷かれています。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
時間になると、スタッフが入室した通路とは、逆の通路から降車するように誘導してくれました。
その際、個室の横を通ります。その個室内のガラス装飾が、娘ブラウが手がけたガラス工芸です。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
車両から出て、外から、再度、ゆっくりとこのワゴンリを眺めました。
ワゴンリの紋章はいいですね。初めて、生で見れてました。感激です。
オリエント急行 プルマンカー 箱根ラリック美術館
外観、内装、そして、車内で流れる時間と雰囲気はなんとも言えません。
子供にはお薦めの出来ない、大人が贅沢にくつろいで、過ごせる空間です。

ここに来れて、良かったと思うと共に、走行しているオリエント急行に乗りたくなりましたよwww

ヨーロッパへ行けば、次のいずれかで、ワゴンリの車両で、旅ができるのですが。

VSOE(ベニス・シンプロン・オリエント・エクスレプス)オリエントエクスプレスホテルズ社
POE(プルマン・オリエント・エクスプレス)ワゴン・リ社
元NIOE グランド・エクスプレスとして復活!? 運営会社(不明)

いずれも高額!なのです。(>_<)
気合を入れて、旅費を貯めないと。。。

NIOEは1988年来日時、イントラフラッグ社が倒産し、紆余曲折し、最近、グランドエクスプレスとして、復活しそうな見込みです。

あ、そうそう、このブログのトップ画像は、Nゲージですが、このまさしくこの車両ですよ♪

最後に、少しだけですが、ル・トランの乗車体験の気分を動画でお裾わけ♪
NIOE PULLMAN NO.4158DE

HD再生もできますよ♪
興味がわけば、是非、箱根か欧州まで行って来てくださいね(^_^)/

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posted by きのこ at 18:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | オリエントエクスプレス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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